COPD (慢性閉塞性肺疾患)の疾患啓発推進事業について~官民連携事業報告~
[2021年8月30日]
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実施報告書
令和2年9月に広陵町と株式会社キャンサースキャンは「住民の健康づくりの推進及び保健事業に係る連携協定に関する協定」を締結しました。
これにより、官民連携事業として住民の健康づくりを推進し、効果的な保健事業への展開へと取り組んでいます。
令和2年度は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の疾患啓発推進に係る連携をアストラゼネカ株式会社に支援いただき、3者が協力して活動を展開しました。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、息をするときに空気の通り道となる気管支や肺に障害が起きて、呼吸がしにくくなる肺の「生活習慣病」で、喫煙と深い関わりがあります。以前は「肺気腫」と「慢性気管支炎」に分けられていた病気を、まとめてCOPDと呼ぶようになりました。
日本における、COPDの発症率は40歳以上で高く、その患者数は530万人以上といわれています。(参考:疫学調査研究NICEスタディ(2001年))COPDにかかると、風邪をひいているわけでもないのに咳(せき)や痰(たん)が出ます。病状はゆっくりと進行していき、次第にちょっとした動作をする際にも、息切れや息苦しさを感じるようになります。さらに進行すると呼吸困難になり、日常生活に支障をきたします。重症になると呼吸不全に陥ったり、全身に障害が現れたりすることもあります。
COPDは進行性の病気です。現在の医学では根本的に治すことはできませんが、早期に診断を受けて治療を開始すれば、呼吸機能の低下を食い止められ、健康な人と変わらない生活を続けることができます。
一般的に治療には長い時間を要するので、日常生活の自己管理を行うことが重要になります。喫煙している場合は何をおいてもまず禁煙です。
町では、禁煙したい方を全力でサポートします。気になる症状がある方、禁煙したいと思った方はお気軽にご相談ください。
※広報誌令和2年9月号で受動喫煙防止啓発、令和3年5月号で受動喫煙防止に関する条例制定などの特集を組んでおります。
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