猫のトラブルについて
- 更新日:
- ID:2552

猫を飼うためのルール

猫は室内で飼いましょう
猫は、犬と違い係留義務(くさり等でつなぐこと)がないので、自由に行動することができます。そのため、猫が他人の敷地に侵入し様々な被害(植木鉢の破損、車への引っかきキズ、敷地内への糞尿、畑を荒らす、他人のペットを傷つけるなど)を発生させています。そして、このような被害は、地域社会での住民トラブルの発生原因の一つとなっています。近年は、土地の開発が進み分譲住宅が多くなっています。また、一軒一軒の間隔も狭く密集した住宅街になっています。このような住宅環境の場合、猫によるトラブルの発生率も高くなります。
なお、猫は、えさが十分に与えられていて、安心して過ごせる空間があれば室外に出なくても幸せに暮らすことができます。活発な猫の場合には、キャットタワーを置いたり、高低差をつけるように家具の配置を変えてあげることで室内でも十分に運動することができるようになります。
不用なトラブルの回避や周辺住民へ迷惑をかけないためにも、猫は室内で飼いましょう。

室外へ出た猫の身におきる危険
交通事故に遭ったり、他の猫から病気が感染することもあります。不妊手術をしていない場合は、飼い主の知らない間に妊娠することもあります。また、実際に交通事故で亡くなっている猫の数は、少なくありません。本当に猫を可愛がっているのであれば、猫のためにも室内で飼うことを考えてください。

猫がいなくなった場合の対応策を必ず考えてください
飼っている猫が迷子になったり、不慮の事故に遭って家に戻れなくなった場合、発見されても飼い主の住所などが明記されたものがなければ連絡することができません。飼い猫がいなくなったときの不安な気持ちを軽減させるためにも、対応策を考えてください。猫がいなくなった場合の対応策として、次のようなことを行ってください
- 飼い猫には首輪を付ける。(首輪本体に飼い主の名前や住所、連絡先などを明記したものを取れないようにつけてください。)
- マイクロチップを皮下に埋め込む。(保健所に保護された場合でも所有者を特定できることがあります。)

トイレのしつけをしてください
猫の糞や尿は大変きついにおいがあります。トイレのしつけをしていないと、室外へ出てしまった場合に他人の敷地内で排泄してしまいます。また、猫はトイレに砂地を好むので、庭や花壇、プランターなどを荒らすことになります。そして、猫の糞や尿の被害を受けた人は、非常に迷惑な思いをしています。
他人に迷惑をかけないためにも、トイレのしつけを行い室内の決まった場所で排泄させるようにしてください。

野良猫への無責任なえさやりはやめましょう
飼う意思のない野良猫にえさを与えないでください。また、えさを与えるのであれば、責任を持って室内で飼ってください。
えさを与えると、猫はその場所に集まるようになります。集まる猫の数は、数十匹になる場合もあります。そして、集まった猫がその場所の周辺の敷地に糞尿などの被害を与え、周辺住民の迷惑になっています。猫をかわいそうに思う気持ちは大切ですが、地域社会の中で生活している以上、周辺住民との調和や周辺環境に影響を与えないようにしていかなければならないので、野良猫へ無責任にえさを与えることはやめてください。
また、えさを与えられると栄養が得られる分、猫の繁殖力も高くなります。かわいそうな命をつくらないためにも野良猫へ無責任にえさを与えることはやめてください。

野良猫にえさを与えている現場周辺で起きていること
猫の発情期になると生まれたばかりの子猫がいるという苦情が多くなります。また、年間を通して交通事故などで死亡した猫の数も多いです。
猫のためを思ってしていることが、最終的には猫のためになっていません。そして、このような行為で失われるかわいそうな命は、決して少なくはありません。もう一度考えを改め直してください。

猫の捕獲はできません
猫は犬と異なり法令で抑留が認められていないため、例外的に大けがした場合等を除いて行政で捕獲することはできません。

中和保健所動物愛護センター、うだ・アニマルパーク
奈良県中和保健所動物愛護センターでは、譲渡犬、譲渡猫、保護された幼齢の猫をご家庭で預かり、譲渡に向けたお世話をしていただく「飼養ボランティア」の募集等のペットに関する様々な事業を行っております。
また、うだ・アニマルパークも併設しており、たくさんの動物ともふれ合うことができます。
興味のある方は、下記から各ホームページにリンクしますのでご覧下さい。
お問い合わせ
広陵町住民環境部環境政策課[庁舎1階]
電話: 0745-55-1001
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます