施設整備課(下水道)水緑景観モデル事業
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南郷環濠集落 水緑景観モデル事業(ウォータースクウェアプラン)
南郷環濠集落は、中世に「南郷殿(なんごうどん)」が村づくりをした「環濠集落」と呼ばれている防御を目的として周囲に濠をめぐらした集落です。かつては、市場垣内、庄ノ垣内、小路垣内、田井中垣内、園垣内、奥ノ垣内、北ノ垣内の七垣内にわかれていましたが、今は奥ノ垣内、北ノ垣内が消えて五垣内となっています。
環濠は、近世に至って農業かんがい用水として利用され現在に至っています。
「水緑景観モデル事業」は、魚や蛍がすめて子ども達が水遊びのできる水辺を復活させて、「水」と「緑」に親しみながら散策できる「いこいの場」をつくることを目的としています。


南郷殿(なんごうどん)

本名は、喜多見五郎右衛門といいます。
南郷は、むかしから水が不足で、日やけ年には村民が苦しんでいました。そこで、五郎右衛門は慶長九年(1604年)村民を動員して南郷池を堀あげ、南郷領まで溝を通し、村の周囲に環濠に用水をたくわえることに成功しました。

南郷城址(なんごうじょうし)

南郷の東南に位置するところに、南郷城跡として石碑が建てられています。これは、村の周囲に濠をめぐらして、その中に館を構えた喜多見右衛門の館の跡と、考えられています。

弥勒さん(みろくさん)

山王神社の境内には、板状の安山岩に薄肉彫りされた「弥勒さん」と呼ばれている石仏が安置されています。
平安時代の数少ない石仏のうちでも、県内最古の在銘石仏として貴重であり、昭和54年には奈良県文化財の指定を受けています。

南郷環濠集落

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