広陵町内小学校における情報管理の不備について
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校内情報管理の不備について

概要
令和7年7月11日に町内小学校で実施している英語専科授業において、教員が取り扱う授業資料データの閲覧権限の設定に不備があり、本来閲覧されることのないデータが「いいネットなら」アカウント(奈良県内公立小・中学校及び高校の授業等で使用している公用クラウドサービスのWebアカウント)を所有している教員及び児童・生徒全員が閲覧できる状態となっていたことが判明しました。
本町教育委員会ではこの事態を重く受け止め、7月11日の事態発覚後直ちに点検及び確認を行い、該当データの閲覧権限の停止を行うとともに、7月16日に本件に関する保護者説明会を実施し詳細の説明等を行いました。
質疑応答を含む説明会の主な内容については以下のとおりです。

閲覧可能となっていたデータについて

該当者
令和4年度から令和6年度までの3年間に広陵北小学校、真美ケ丘第一小学校及び真美ケ丘第二小学校のいずれかに在籍していた当時小学校5年生または6年生であった児童

データ内容
- 小テストの結果(児童氏名、「いいネットなら」アカウント名、点数を含む)
- ふり返り(授業後の感想)
- 授業資料
※ 児童の住所、電話番号、その他の個人情報は公開されていません。また、「いいネットなら」へのログインには「いいネットなら」アカウント名に加え、パスワードが必要であるため今回閲覧可能となっていた情報のみで他者がなりすましログイン等をすることはできません。

閲覧可能であった期間
令和7年3月26日から令和7年7月11日まで

経緯
当該データを管理していた教員が人事異動に伴い、後任に引継ぎを行うため令和7年3月26日にアクセス権限の再設定を行った際に処理を誤り、「いいネットなら」アカウント所有者全員が閲覧できる状態になっていました。
令和7年7月11日に他市教育委員会からの情報提供で本町教育委員会が事態を把握し、直ちに該当データの閲覧権限の停止を行いました。

これまでの対応及び今後の対応

これまでの対応
- 町内全小中学校の管理職に対して本件の経緯及び原因を説明し、公用クラウド内にあるすべてのデータについて閲覧設定状況の調査を実施しました。
→点検の結果、本件以外で設定に不備のあるデータはありませんでした。
- 奈良県域GIGAスクール運営支援センターへ当該データの閲覧状況について調査を依頼しました。
→令和7年7月17日の時点で確認継続中ですが、確認済みデータのうち2件のファイルに閲覧された記録がありました。なお、アクセス記録からは、ダウンロードはされていないこと、再度のアクセスはないことが確認されています。

今後の対応
- 閲覧状況の確認が済んでいないデータについて継続して確認を行います。
- データの閲覧状況確認が完了次第、町内全小・中学校に対して調査結果を通知します。
- 教育委員会が毎年実施しているセキュリティーポリシー研修に加え、より具体的な操作方法等の研修を行います。
- 各校で設定に不備のあるデータが存在しないか定期的に点検を行い、教育委員会が再度点検する等の体制整備を行います。
お問い合わせ
広陵町教育委員会事務局・教育振興部教育総務課
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